アトピー性皮膚炎
食物アレルギーや花粉症、気管支喘息の始まりは子どもの頃の湿疹やアトピー性皮膚炎と言われています。(これを「経皮感作」と言います)
当院ではわかりやすい資料を用いて、健康な皮膚と湿疹のある皮膚の違いや、治療方法などを十分に説明してから治療を開始します。
アトピー性皮膚炎治療の基本はステロイド軟膏ですが、ステロイド以外の炎症を抑える作用のある軟膏(モイゼルト®︎軟膏やコレクチム®︎軟膏)を併用しながら治療を行います。
また、軟膏治療で改善しない中等症から重症の患者さんには、新しい治療である内服薬(JAK阻害薬)や注射薬(生物学的製剤)を導入しています。
内服のJAK阻害薬は痒みなどの皮膚の症状に比較的早く効果を発揮します。当院では小児2名、成人3名の合計5名の患者さんに導入しています(症例紹介あり)。
また、生後6か月以上のお子さまには2023年9月から生物学的製剤であるデュピクセント®️が投与可能となりました。
なかなか湿疹がよくならないお子さま、大人の方もご相談ください。